寿泉堂綜合病院

救急告示病院 地域医療支援病院 厚生労働省指定基幹型臨床研修病院 
(公財)日本医療機能評価機構認定病院

法人のご案内

2018.1. 1

年頭のごあいさつ

本年も「寿泉堂グループ」をよろしくお願い申し上げます。

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 あけましておめでとうございます。

 年が明けて、「平成」も残すところ1年あまりとなりました。一方、平成の終わりを待たず、わが国の人口は平成21(2009)年から既に減少局面に入っています。少子高齢化を超えた「少産多死」時代を迎え、毎年約30万人の人口が減っているのです。この傾向は2040年頃さらに加速し、減少ペースは毎年100万人になると推計されています。

 人口構造の変化は、医療や介護のありようにも大きな影響を及ぼします。国は、団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態になっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができる「地域包括ケアシステム」を構築することを目指しています。しかし、介護人材の不足は深刻であり、有効な対策のないまま高齢者比率がさらに高くなれば、地域包括ケアシステムを下支えする「介護」のインフラが成立しなくなる可能性があります。「医療」では、複数の疾病と認知症を有することも珍しくない高齢患者が急増するにつれて、「治す医療」以上に「支える医療」のニーズが高まっています。「支える」のは患者さんのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)ですが、「ライフ」は「生活」に止まらず、「人生」や「生き方」、さらには「死に方」にまで及ばなくてはならないでしょう。

 地域の皆さんの「人生を支える」ことは、到底一医療機関だけで実現できることではありません。それでも私たちは、この地で130年にわたり地域医療を支えてきたという自負と気概を持って、他機関とも手を携えながら、真摯に患者さんの「命」と向き合い、悩み、もがきながら前進していく所存です。どうかこの一年もよろしくお願い申し上げます。


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 あけましておめでとうございます。

 例年よりも冬の訪れが早く、寒さも厳しいようですが、皆様は新年をどのようにお迎えでしょうか。昨年夏、寿泉堂は創業130年を迎え、その歴史と先人の偉業を振り返り、今後の飛躍を誓い合ったところです。郡山駅前に立地していることを追い風に、地域の皆様に信頼・期待される病院としてたゆむことなく努力しますので、これからもよろしくお願いいたします。

 高齢化社会が訪れて国の生産性を支える若い世代が減少の一途をたどる一方で、国民の総医療費が増大し、日本の財政難は待ったなしの状況です。これからは、患者さんの状態(急病、手術、回復期、安定期、療養)に見合った医療や介護のサービスを適切な医療機関や施設、さらには自宅で行うことが求められる時代になりました。いわゆる地域包括ケアシステムです。寿泉堂も自院の存在意義を常に意識しながら医療提供のあり方を考えていきますが、現時点では、手術を必要とする患者さんや急病・重症患者さんの治療に主眼をおく急性期病院としての価値を高め、病状が安定する過程のなかで次の療養先について相談・支援するスタイルをめざします。

 5年前に地域医療支援病院の承認を受け、安定している患者さんの日常診療をご開業の先生にお願いし、病院が行うべき検査・治療などの専門的な診療に力を注いできましたが、制度の背景には外来機能を分担させる意図がありました。最近では、過労死報道のあおりをうけて勤務医の働き方改革に焦点が当てられ、連動する課題となっています。医師に限らず、全職場で仕事の見直し・整理を行って業務負担を減らし、職員満足度を上げることに光を当てる戌年にしたいと思っています。


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 あけましておめでとうございます。

 先日、ある新聞にBBCの報道とニューヨーク・タイムズ紙の日本語訳記事を見つけました。そこにはそれぞれ「メイド・イン・ジャパンへの失望」、「日本の評判に打撃」とありました。さらに記事には神戸製鋼所と三菱マテリアルの製品検査データ改ざん、日産自動車、富士重工の無資格社員による完成車両検査。また日本ではここ数年において東洋ゴム工業の免震ゴムの性能偽装、三菱自動車の燃費データの改ざん、旭化成の杭打ちデータの流用など、日本の製造業による品質管理の不正問題が続出していると指摘しています。

 私は小学校高学年の頃、学校で日本は加工貿易で存立しているのだと教わりました。資源の少ない日本のお家芸である「ものづくり」を営々と駆使してきたからこそ現在の日本があるのだと思っています。BBCとニューヨーク・タイムズ紙は批評で今回の問題は日本のものづくりに対する信頼を国際的に揺らがすものであるとし、将来の日本の国力を危惧しています。品質管理を怠り不正をすれば、それが発覚しなくとも企業のものづくりの力を徐々に削いでいきます。

 ともあれ寿泉堂香久山病院では昨年1月に整形外科の医師と循環器内科の医師を新しい副院長としてお迎えし、診療体制がより充実しました。また9月には新病棟が完成しました。

 今後は新しい診療体制と新しい病棟の完成を契機として職員全員と共にさらに良質な医療を提供するよう努めていきたいと考えています。皆様のご支援ご助言をよろしくお願いします。


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AI(人工知能)と愛

 新年あけましておめでとうございます。

 最近AIを利用して様々な試みがされています。囲碁の世界では「AlphaGO」が韓国の名人に勝利してからAIが一気に世界中に広まりました。更に「AlphaGO Zero」は自分自身の対局のみで学習しています。自動運転はすでに部分的に実現しており沖縄では無人バスの試運転が予定されています。家庭では「IoT」で電化製品の管理を可能にしています。米国では「AIスピーカー」なるものがリビングに置かれ会話や音楽を個人の好みに応じて提供しています。医療の世界ではすでに診断に利用されています。5年後、いや東京オリンピック頃には想像もできないほどAIの利用が広まっていると思われます。

 しかし、AIにはできないことがあります。例えば、胃カメラの苦痛が看護師さんに背中をさすられると和らぐ、細い血管から上手に採血するなど、現時点ではAI搭載のロボットでもできないと思っています。仕事を好きになること、恋に落ちること、様々なことに挑戦し挫折すること、人と人とをつなげること、そういう喜びは知ることはできないです。今のところは・・・

 当クリニックは今年も仕事に喜びを感じ、愛(いつくしみ)の気持ちを大切に利用者の皆様に接していきます。

 本年も宜しくお願い致します。