寿泉堂綜合病院

救急告示病院 地域医療支援病院 基幹型臨床研修病院
日本医療機能評価機構認定病院

法人のご案内

2020.1. 1

年頭のごあいさつ

本年も「寿泉堂グループ」をよろしくお願い申し上げます。

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 あけましておめでとうございます。
 昨年は新天皇の即位により国じゅうが祝賀ムードに包まれました。新元号「令和」は、「万葉集」にある「初春の令月にして気よく風和らぎ・・・」にちなむものでしたが、その穏やかな語感とは裏腹に、令和元年は台風19号により本県も大きな被害を受けたほか、世界遺産・首里城の消失、凶悪犯罪の発生等、暗いニュースが相次ぎました。
 一方、アジア初の開催となったラグビーW杯では、日本代表チームの躍進が、多くの「にわか」ラグビーファンを生み出しました。その感動の余韻が残る中、2019年流行語大賞には、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチが掲げたスローガン、「ONE TEAM(ワンチーム)」が選ばれました。
 「チーム」というとき、私たちは真っ先に「チーム医療」という言葉を思い浮かべます。高度化・細分化した現代の医療では、昔のようにもっぱら医師が中心となるのではなく、薬剤師・看護師・リハビリ療法士・社会福祉士等々、多種多様な職種がそれぞれの有する専門的知識と技術を十分に発揮し協働することによって、安全で質の高い医療を提供することが求められます。
 今やどこの病院でも当たり前に行われている「チーム医療」ですが、だからこそ私たちは、それが「本当にチームとして機能しているか」、そして何より「チームの中心には常に患者さんがいるか」ということを自問しながら、真のONE TEAMになって患者さんの信頼と満足度を高め、私たち自身の達成感にも繋げられるよう努力していかなくてはならないと思っています。
 手話による「令和」は、つぼみが開いて花が咲くように指先をゆっくりと開く動きで表現します。オリンピックイヤーのこの一年、たくさんのつぼみが美しく開くことを願ってやみません。


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 あけましておめでとうございます。
 新年の干支は子(ねずみ)、十二支が始まる節目の年です。昨年の5月1日に新天皇がご即位し、「即位礼正殿の儀」が行われました。当日は国民の休日となり、ほとんどの日本人がテレビ中継を見ながらご即位を祝福し、祝賀ムードのなか、未来の日本に明るい希望を抱いたのではないでしょうか。その一方で、世間に暗い影を落とす事件や災害も後を絶たず、とりわけ10月の台風に伴う記録的な大雨による河川の氾濫で被害を被った方々は大変お気の毒で心よりお見舞い申し上げます。
 今年は二度目の東京オリンピックが開催される年です。昨年は全豪オープンテニスで優勝した大坂なおみ選手、全英オープンゴルフを制した渋野日向子選手をはじめ、ラグビー、卓球、バドミントン、など多くのスポーツで世間を沸かせる活躍があり、夏のオリンピックのメダルラッシュに期待を寄せています。
 昨年から、湯浅報恩会の理念を【「患者さん第一」心のかよう医療を】と短くして職員への浸透をはかっています。見直しは行いましたが、開院当初から抱き続けてきた「医療による地域への貢献」という基本精神に揺るぎはありません。
 (ねずみ)は環境への適応能力が非常に高く、鋭い勘とひらめきを持ち合わせた生活力が旺盛な生き物です。「ねずみ算」というわけにはいきませんが、寿泉堂病院としても国の施策の方向性を見極めながら、真面目にコツコツと全力で医療に取組み、医療の質、経営の質を高めるよう努力してまいります。
 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


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 あけましておめでとうございます。
 昨年の県内の最大の話題は台風19号の大雨により甚大な被害と犠牲者が出たことでした。10月12日に上陸し、阿武隈川や夏井川など県内の47河川で氾濫して多数の方が死亡、25日には追い打ちをかけるように記録的な豪雨でさらに犠牲者が増えました。一連の災害による死者は全国で最多。床上浸水は約2万棟にのぼり、商工業や農林水産業の被害の全容は今でもつかめない程の大災害でした。犠牲者の方々に心から哀悼の意を表します。ただ残念なことは犠牲者の大多数が避難の遅れや車での移動中でした。数日前からラジオやテレビで警報レベル4または5と報道されていました。避難区域内で犠牲者が出たことは大変残念です。正のバイアスが働いていたのでしょうか。
 ともあれ、寿泉堂香久山病院では昨年の10月から介護医療院と地域包括ケア病床を新しく開設しました。介護医療院は在宅扱いですので、介護認定を取得している方はいつでも入所できます。一方、地域包括ケア病床は介護認定を受けていなくとも入院は可能です。今までは施設基準としてある程度の治療が必要な方が対象と制限がありました。しかし、地域包括ケア病床はそのような制限はありません。風邪などで急に食事が取れなくなった方でも入院できます。いつでもご相談下さい。
 今年も職員一同、一層のサービスの向上に努めてまいります。ご助言、ご支援をよろしくお願い致します。


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 新年あけましておめでとうございます。
 昨年10月より消費税10%上昇に伴い、今年6月までキャッシュレス決済への5%ポイント還元が開始されました。そのため現金での買い物からクレジットカード、ペイペイ、ラインペイ、交通系カード(スイカなど)の電子マネーが普及拡大状態となっています。しかし、カードは個人情報の塊で特に電子マネーは、どこで、いつ、何を買ったという情報が利用される可能性は否定できません。
 現金決済はお金のやりとりにかかる時間、レジ閉めなどの欠点はありますが情報流出の危険性は少ないです。日本は偽札が少なく現金への信頼が厚い上、銀行やATMが多いので現金を引き出すのも容易ということ、キャッシュレスが「消費してしまう」イメージがあるため、また「セブンペイ」への不正アクセスもキャッシュレスへの移行率(約2割)が低い要因と考えられています。
 お金の信用がある国(先進国)ほどキャッシュレス化は遅れている側面もありそうです。現金を自分の眼で確認できる安心感は医療の世界でも共通している一面もあります。「現金信仰」は無くならないでしょうが、「キャッシュレスの利便性」には勝てないでしょう。

 キャッシュレスが当たり前になっていこうとも当クリニックはスタッフ一同、眼と心に訴えるハートフルな対応をしてまいります。

 本年も宜しくお願い致します。