財団法人湯浅報恩会 寿泉堂綜合病院 コンセプトサイト

コンセプト

郡山の医療を支えつづけた120年そして「第二の創業」へ。

開業以来、120年の歴史を郡山の街とともに歩んできた「寿泉堂綜合病院」。その長い歴史が示すのは、郡山の皆様と寿泉堂綜合病院との間に育まれてきた信頼の絆です。その信頼を基盤に一層の病院機能の充実を図り、新しい医療の在り方を示す次代の街づくりのモデルとして、地域の方々の健康を支える頼れる病院としての役割を担うのが、2011年2月に開業した新・寿泉堂綜合病院です。

新病院会員までの道程

都市景観と地域医療に貢献する、新・寿泉堂綜合病院。

福島県の「真ん中」に位置し、江戸の昔から交通の要衝として人々が行き交い、宿場町としても栄えた郡山市。しかし近年では郊外居住やモータリゼーションの進展、大規模店鋪の郊外出店などにより中心市街地自体の魅力低下が顕著となりました。旧・寿泉堂綜合病院が位置する駅前一丁目地区においても、病院本体が建築から丸40年を経て老朽化・狭隘化したことに加え、周辺地域には低層の木造家屋や空き店舗、未利用地などがひしめき、中心市街地としての再生が重要課題となっていました。 そうした状況を受け、郡山市が策定したのが「駅前再開発事業」による質の高い生活空間の形成です。その計画の中において、新・寿泉堂綜合病院の開業は、駅前再開発のシンボルとして、プロジェクトの中核的存在を担うものでした。地下1階から11階までが新・寿泉堂綜合病院、12階から24階までが約80戸のマンションという、全国でも珍しい病院とマンションが一体化された複合ビルとして、平成22年10月に竣工した新・寿泉堂綜合病院。
地域医療への貢献とマンション併設による中心市街地活性化への波及効果が期待されています。またビル建設にあわせて、周辺の道路や歩道の整備、小公園の設置も行い、都市景観やアメニティに配慮した生活空間をデザインし、郡山市街地の新しい魅力を高めています。

フロア

地域の中核的医療機関として、その役割を果たしていきます。

新たなスタートを切った寿泉堂綜合病院の許可病床数は旧病院と同様の305床ですが、診療科目は27診療科から31診療科(現 32診療科)に変更となり、病棟内に3つのセンターを設置したことにより従来の診療科枠を越えた総合的な治療が可能となりました。あわせて、最新の放射線治療装置の導入、救急部門の拡充などにより、急性期医療への対応機能の大幅な強化がなされています。 これまで120年余をかけて培ってきた地域の皆様との信頼関係を基盤に、従来の病院ではさまざまな制約から取り組むことのできなかった高度で先進的な医療にも取り組み、市内外の病院、医院、福祉施設などとも密接な連携を取りながら、地域における中核的医療機関としての役割を十分に果たしていきたいと考えています。