病院のご案内
理事長のご挨拶
開設以来変わらない「患者さん第一」を胸に
初代理事長・湯浅恭一が、精神医療の理想像を求めて須賀川市の清閑な松林に寿泉堂松南病院を開設してから、40年あまりが経過しました。この間、わが国の人口動態や疾病構造は大きく変容し、経済環境も激しく流転しましたが、複雑化・多様化する社会背景を反映してか、心の不調を訴える方の数は一貫して増加を続けています。
最近の調査によると、わが国では4人に1人がうつ病等の気分障害や不安障害を経験していることが明らかとなっており、今や心の病(やまい)は、一部の人たちだけではなく、誰にでもごく身近に、当たり前にある病となりつつあります。
しかし、精神障害者に対する社会的偏見は今なお根強く、また、地域生活を支える医療・福祉サービスの提供体制の不足などもあり、「入院生活中心から地域生活中心へ」という精神保健医療福祉の基本理念は、実現されているとは言い難い状況にあります。
このような時代にあって私たちは、創業以来のモットーである「患者さん第一」主義を基本に、患者さんの心、生活、立場に寄り添った精神科医療、看護、福祉の提供を通じて、地域社会に貢献していきたいと考えます。
心の病は、その性質上、どうしても治療期間が長くなりがちですが、当院を訪れる患者さんが、緑と光に満ちた療養環境とヒューマニティあふれるスタッフに囲まれて、一日も早く回復なさることを心より願っております。あわせて、当院に対する忌憚のないご意見・ご要望をお寄せいただきますようお願い申し上げます。
基本理念
患者さんのこころ、生活、立場を尊重することを基本とし、
精神科医療、看護、福祉を通して地域と社会に貢献する。
行動指針
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1
私たちは専門職として自己啓発に努め、国内最高水準の精神科医療、看護を提供することを目標とします。
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2
私たちは患者さんおよびご家族の立場に立ち、プライバシーを大切にし、優しさと思いやりをもって、心の通った医療、看護、福祉を実践します。
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3
私たちは職員の和を大切にし、誇りと充実感をもって働ける職場作りを目指します。
沿 革
昭和43年 | 8月 | 須賀川市滑川に精神・神経科104床で開院。 初代理事長 湯浅恭一、初代院長 阿部忠夫就任。 |
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昭和44年 | 12月 | 内科開設。 | |
昭和45年 | 6月 | 労災保険指定病院許可。 | |
昭和48年 | 5月 | 純解放による社会復帰棟(コロニー)新築開設。 | |
昭和49年 | 3月 | 特定医療法人認可。 | |
昭和52年 | 8月 | 開放病棟新築工事竣工(許可病床170床)。 | |
昭和56年 | 1月 | 佐藤清煕第二代院長就任。 | |
昭和60年 | 10月 | 湯浅恭一理事長 厚生大臣表彰。 | |
昭和63年 | 2月 | 湯浅伸郎第二代理事長就任。溝口捷彦第三代院長就任。 | |
平成元年 | 6月 | 橘隆一、第四代院長就任。 | |
平成2年 | 2月 | 作業療法棟完成。精神科作業療法施設基準承認。 | |
平成4年 | 3月 | 老人性痴呆疾患治療病棟新築開設。(許可病床215床)。 | |
平成4年 | 8月 | 治療病棟収容治療基準施設承認。 治療病棟 家族会発足。 | |
平成5年 | 3月 | 患者家族会「松の実会」発足。 | |
平成8年 | 8月 | 小規模共同作業所「インマヌエル共同作業所」開所。 | |
平成14年 | 4月 | 精神障害者福祉ホームB型「パインフォレスト」新築開設。 | |
平成14年 | 4月 | 外来ディケア開始。 | |
平成16年 | 9月 | 小規模作業所「ショップしょうなん」開所。 | |
平成17年 | 6月 | 共同住居「サザーンホーム」開所。 | |
平成18年 | 4月 | 指定自立支援医療機関(精神通院医療)指定。 | |
平成18年 | 7月 | 老人性認知症疾患治療病棟入院料1 50床。 | |
平成18年 | 10月 | 指定障害福祉サービス事業者指定(共同生活援助)。 | |
平成21年 | 8月 | 湯浅大郎理事長就任。 | |
平成23年 | 9月 | 東日本大震災により許可病床215床より175床へ一時的に減床。 | |
平成24年 | 10月 | 新病棟が完成。 | |
平成24年 | 11月 | 新病棟稼働、許可病床215床。 | |
平成25年 | 6月 | 今泉修一、第五代院長就任 |