公益財団法人 湯浅報恩会 看護部

INFOMATIONお知らせ

お知らせ一覧

20213/27

新人看護師にリフレクション研修を行いました。

 3月19日に今年度の新人看護師20名を対象に、「リフレクション研修」を開催しました。この研修は、約8年前から行っており今までは寿泉堂香久山病院配属となった看護師のみが受けていた研修でしたが、今年度は初めて綜合病院の看護師も参加し、合同で開催しました

 研修のねらいは、

「この1年間で積み上げてきた自分の体験を振り返り、仲間と自分の経験を共有することで、今後同じような体験をした時に、今までと違う考えや対処方法が見い出せる」です。

各自が印象に残った事例を持ち寄り、なぜそのようなことが起きたのか、その時の自分はどのように思い、どう考えたのか、次に起きたらどのように対応して行くのか、などの意見交換をしました。

 多忙な業務に追われ「こなす」ことだけで精一杯の新人ですが、同期の仲間に自身の体験や考えを聞いてもらい、意見交換したことは、良い気づきにつながったと思います。

 新人看護師は、この1年間いろいろな体験をしたと思いますが、2年目にステップアップするための有効な時間になったと思います。

202012/21

新採用者にリフレッシュ研修を行いました

 12月4日の午後から今年度4月に入職した新採用者20人を対象に行いました。目的は、

①患者心理への理解を深め、患者との接し方をグループワークによって再認識し、看護する喜びを仲間とともに共有できる。

②自分を知り、相手を知り、お互いを認め合うことができる。 です。

 内容は2部構成で、1部は厚生労働省社会保障審議会推進「スクール・オブ・ナーシング」の映画鑑賞、2部は「自分と向き合うワーク」をカフェスタイルでグループワークを実施しました。

 映画は、出会いと別れが交差する命の現場の中で紡がれる「わたしたち」の物語。「看護とは何か」を見失っていた学生が、一番大切なものは患者さんの本当の苦しみに寄り添うことだと気付き、奮闘する様子が描かれていました。参加者からは「胸が熱くなった」「自分の看護について見つめ直したい」「患者さんの気持ちに寄り添った看護がしたいと改めて考える機会となった」などの感想が聞かれました。改めて自分の看護観や患者さんとの関りを振り返る良い機会となりました。

 自分と向き合うワークでは、カフェスタイルで自分自身や相手の良い点を探しあい、みんなで認め合う時間としました。コーヒーやお菓子を食べながらのグループワークは、笑顔も見られ、和やかな時間となりました。「同期のみんながいたから頑張れた」「みんなと話せて良かった」などの感想がきかれました。

 今年度はコロナ禍のため、新採用者はたくさんのイベントが中止となりました。看護部の研修は時間を短くしたり、密にならないように、寿泉堂綜合病院と寿泉堂香久山病院とで分かれて行ったりと、なかなか全員が顔を合わせる機会が少なかったため、今回は良い機会となりました。

 今回の研修は初めての取り組みであったため、どうなるか心配でしたが、教育委員のメンバーのサポートがあり、無事に終えることができました。研修が終わるころに笑い声も聞くことができてほっとしました。

20192/ 4

認定看護師ニュースレター発行のお知らせ

 年に数回、認定看護師会の活動を財団職員に向けて報告している「あさがお通信 第6号」が発行になりました。
 認定看護師会は、地域の医療従事者向けに研修を企画・開催することなどが目的で、当財団在籍の認定看護師が平成27年に立ち上げました。
 今回は、ノロウイルス感染症や認知症看護研修などについての開催報告をお送りいたします。ぜひご覧ください。

201812/11

3年目看護職の魅力~事例学習発表会より~

 基礎コースレベルⅢ対象の「事例学習発表会」が3日間にわたり開催され、129名が出席

しました。201631名で入職したフレッシュナース達は、3年目の役割としてチューター

となり後輩指導にあたるまでに成長しました。

 今回は急性期病床、療養病床に配置されている26名が、それぞれ体験した事例の関わり

を通じて、看護ケアの魅力について新鮮な感覚で発表しました。患者さんと自身の関わり

が中心の基礎コースですが、多職種協働が推進される中で多くの職種とつながっているこ

とが伝わりました。中には患者さんが本音を話すことが多い看護補助者さんにカンファレ

ンスに同席してもらうなど、チームでのアプローチに関する考察が深められた事例もあり

ました。    

 看護の経過では、「感性豊かな看護実践」の理念に基づき、一つひとつを丁寧に紡いだ

看護職の姿勢が伝わり、夕方の研修ではありましたが参加者も学びを深めることができま

した。

 これから基礎コースの認定を申請し、来年度は中堅コースにジャンプしていく看護職に

大きな拍手を送ってあげたいと思います。

                                                                  相良 やよい

201811/28

福島県看護学会で口演発表を行いました。

 11月14日、平成30年度福島県看護学会が看護会館みらいで開催されました。口演4群

14題、示説2群7題の発表があり、当院からは2題の口演発表を行い約20名が参加しまし

た。

 4会場に分かれての発表は様々な施設から興味のある発表でとても参考になりました。

ランチョンセミナーの講師は、福島県看護協会 元学会委員・研究倫理委員で、現在、福

島精神看護研究会会長の榊原守先生から、『収録原稿作成支援講座「看護研究についてみ

んなで考えましょう」』の講演でした。現場に即した看護研究が題材で、看護研究の基本

的な事を振り返る良い機会となりました。看護研究をとても身近なものに感じることがで

きました。

 午後からの基調講演は在宅ケア移行支援研究所宇都宮宏子オフィス代表 宇都宮宏子先生

から「地域で'暮らす'そして'生きる'に伴奏する看護」について講演でした。その後、4名

のパネリストによるシンポジウムもありました。「人々の想いをつなぐ!今、私にできる

こと」と題し、それぞれの立場から活発な意見交換がありました。

                                文責  教育担当

 

                   『発表演題』

 

1.手術室        婦人科領域腹腔鏡下手術におけるシバリング予防の検証

           ―体温低下を防ぐことを目的とした頭頚部保温を試みてー

 

2.女性診療病棟   TC療法の下肢の末梢神経障害に対する弾性ストッキングの有効性