寿泉堂綜合病院

救急告示病院 地域医療支援病院 基幹型臨床研修病院
日本医療機能評価機構認定病院

法人のご案内

2022.1. 1

年頭のごあいさつ

本年も「寿泉堂グループ」をよろしくお願い申し上げます。

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 あけましておめでとうございます。
 昨年夏、「災害級」とも言われた新型コロナウイルス感染症第5波のさなか、1年遅れで東京オリンピック・パラリンピックを開催することには賛否両論が渦巻きましたが、一瞬に賭けるアスリート・パラアスリートたちのひたむきな姿、奇蹟のような活躍に夢中で声援を送った方は少なくなかったことと思います。
 5つの新競技が採用されたことも話題となりました。スケートボードでは、まだ幼さの残る女子アスリートが伸びやかに、てらいなく、ビッタビタと技を決め、実に爽快でした。大技に挑戦して成功できなかった選手の元にライバルたちが駆け寄り、抱え上げて健闘を讃えるシーンは感涙モノでしたが、そこに悲壮感はまったく感じられず、どこまでも爽やかでした。
 スケボーにかぎらず、個人競技の選手間にも国籍や人種を超越した強い連帯感が存在するのは、幼い頃から、勝ち負けよりも個々の表現力やチャレンジ精神などを大切にし、認めあうことを当たり前のこととしてきたからなのだろうと思いました。
 お互いに対するリスペクト。・・・これは、医療の現場においても最も大切なことで、真のチーム医療は、医師も含めたすべてのスタッフがお互いに認めあい、尊敬しあうところにしか成立しません。
 この一年を私は、若きアスリートたちが気負いなく体現する連帯を見本とし、できるかぎりフラットな組織運営に努めようと考えています。昨年は、寿泉堂綜合病院に若手と言える新院長を迎えることができましたが、引き続き組織の若返りを図り、緊張を強いられる医療の現場においてもスタッフが伸び伸びと力を発揮できるよう、意識して「任せる」ことを心がけようとも思います。
 どうか本年も、変わらぬご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


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 あけましておめでとうございます。
 東京オリンピック・パラリンピックの感動の余韻が消えないまま、まもなく北京冬季オリンピック・パラリンピック開催の季節となりました。米国等の政治的ボイコットという不穏な報道もありますが、オリンピックを目指して日夜想像を絶するような努力を重ねてきた選手たちには罪はありません。ソチ、平昌に続き選手の皆さんの活躍を期待しています。
 さて、新型コロナウイルス感染症は、昨年猛威を振るったデルタ株がなぜか急速に収束し街中に少しずつ活気が戻ってきました。しかし、ここにきて新しい変異株(オミクロン株)が世界的流行をみせています。オミクロン株は、感染性は強いものの、症状が重篤化することは少ないという報告や、ブレイクスルー感染はあるが、ワクチンを接種していることで重症化が予防されているという報告もあります。まだ解明されない点も多くありますが、徐々に弱毒化して普通の感冒ウィルスの一種となる過程の変異であることを祈るばかりです。
 当院が現在の場所に移転してから、まる10年が経過いたしました。この10年間で変わらなかったもの、変わったもの、たくさんあったかと思います。私は昨年7月に着任した新参者ではありますが、次の10年に向けて寿泉堂綜合病院の伝統を生かしつつ、新しい時代に合わせた改善を行い、良い方向に「Change」していく最初の1年としたいと考えています。
 地域の方々からまず選んでいただける病院、職員が今以上にそれぞれの職務に誇りを持てる病院となるように心を砕いていきたいと考えています。
 本年も寿泉堂綜合病院をどうぞよろしくお願い申し上げます。


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 新年あけましておめでとうございます。
 香久山病院では令和1年4月の診療介護報酬改定に伴い、介護医療院と包括ケア病床を新たに開設しました。しかし介護医療院の国の方針、主旨があまりよく理解されていないようです。そこで少し説明させていただきたいと思います。
 近年、日本人の平均寿命はさらに伸びて長寿社会となりつつあります。それに伴い国民の生命倫理観や医療(特に延命治療)に対する認識も少しずつ変化してきています。高齢であって治ることのない慢性疾患の患者さんに対し濃厚な延命治療を行使することは、かえって人権の問題であると指摘されるようにもなってきております。そこで国はそれぞれの自宅でご家族に見守られながら静かに看取るという流れが病院の施設内にあってもよいのではないか、特に介護力に限界がある場合には活用していただきたい、というのが介護医療院設立の国の主旨です。
 利用される場合は当院の入院担当員に御相談下さい。入所前には御家族と相談員との間で入所後の医療介護のおおよそのプランを決めていただき文書(確認書)を作成します(仮プラン)。さらに入所時には主治医との間で確認書の内容でよいのか再度吟味確認した上で同意書を作成します(本プラン)。これで看取り(終末期医療)を前提とした体制がスタートしたことになります。ただし、その後に、このプランを変更したい場合はお知らせいただければ幸いです。
 今年も皆様方のご支援、ご助言をよろしくお願い致します。


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 新年あけましておめでとうございます。
 昨年は震災から10年目という節目の年でした。コロナ禍の中で1年遅れの東京オリンピック、パラリンピック、クラスターの多発、医療崩壊と、復興は忘れ去られました。
 そんな中、我々酒飲みは「一息つける一日の終わりに好きな酒と過ごす時間は短くとも格別に感じられる」と「家飲み」に連日参加をしていた方も多かったと思います。
 特に日本酒は我が県が8年連続金賞受賞蔵元数日本一を獲得しました。
 よくやった、頑張ったねーと一口。
 ウイスキーは日本産が世界的に品薄状態になっています。北海道厚岸町のピート(泥炭)を使った「AKKESHI」。秩父市の酒造会社が倒産した時に20年以上熟成させた400樽のモルトウイスキーを買収した会社は不良在庫と破棄を決めました。しかし、郡山市の酒造会社が保管し、後を継いだ肥土(あくと)伊知郎氏はその樽でモルトウイスキーをつくりました。その「イチローズモルト」は世界で評価され入手困難となっています。両会社をエライ、ウイスキーの時間は楽しいと一口。
 「家飲み」はコロナ太りを増長させていますが、、、、、、、、
 もう一つのキーワード「アマビエ」は疫病払いのイラストに使用され護符や御朱印、更には列車のヘッドマーク、飛行機の機体へ活躍の場を広げました。
 更に年賀状にも登場しています。不安の中祈らざるを得ない気持ちの表れなのでしょうか、、、、、、、、
 今年こそは復興が進みコロナ収束へ向かい一緒になって皆様が笑えますように。イチロー氏とアマビエに負けないよう健康管理のプロとして体と心をケアしていきます。
 今年もよろしくお願いします。