2026.1. 1 年頭のごあいさつ 本年も「寿泉堂グループ」をよろしくお願い申し上げます。 PROGRESS あけましておめでとうございます。 旧年中は当法人に格別のご理解とご支援を賜りましたことに厚く御礼申し上げます。 さて、しばしば報道されているように、わが国の病院の約7割はコロナ禍以来続く患者数の低迷、これに追い打ちをかける賃金上昇と諸物価の高騰により、長期にわたり赤字経営を余儀なくされています。当法人では、地域医療支援病院である寿泉堂綜合病院が果たすべき役割に沿った体制・機能の充実をはじめ、法人内外の病院・診療所・施設との連携の強化等、種々の経営改善策を進めています。依然厳しい状況は続いていますが、職員が粘り強く取り組んできた努力は徐々にその成果を現し始めており、私たちは変革の確かな手応えを感じています。 昨年末開催された当法人の忘年会には、夜勤等の職員を除く700人近くが参集し、大変な盛り上がりでした。職場や職種ごとの余興が続くなか、寿泉堂綜合病院の演し物の一つは同じフロアの職種混合チームによるダンス・サンバで、看護師、看護助手、薬剤師、臨床工学技士、事務、さらには委託の清掃会社のおじさん、おばさんまで、皆きらびやかな衣装に身を包み、満面の笑顔で躍動しました。そこには紛れもない「チーム」の一体感があり、一年の最後にとてもいいものを見せてもらいました(最後は、私までステージに引きずり上げられましたが)。 忘年会での憂さ晴らしという面はあったにせよ、少しずつではあっても着実に明るい兆しが見えてきているからこその笑顔に力を得た私は、勝手ながら2026年の当法人のテーマを「PROGRESS」と決めようと思っています。 私たちは決して現状に甘んじることなく、地域の皆様から信頼され、必要とされる法人を目指し、一歩一歩着実に前進していく所存ですので、新しい一年も変わらぬご指導ご鞭撻をいただきますようお願い申し上げます。 進化し続ける医療、変わることのない「寄り添う心」 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 2025年は国内では記録的な猛暑と、米価格高騰と備蓄米放出、世相を表す漢字にもなった「熊」の出没のほかに、女性初の高市総理の誕生、関西万博があった年でした。世界に目を向けますと、いまだ終結をみないウクライナ紛争をはじめ、ガザへの侵攻、タイとカンボジアの紛争だけではなく、トランプ関税に始まり最近は中国との関係が急速に冷え込むなど国際情勢の不安定化や経済環境の変動が続いています。 当院では2024年10月からNICUが稼働し、DPC期間Ⅱを踏まえた入退院管理、新規紹介・入院を増やすための地域医療連携WEB予約システム「e連携」などのDXの活用、手術件数の増加に向けた手術枠の調整などの病院改革を進めてきました。さらに2026年春には重症化リスクの高い患者さんや手術後の患者さんによりきめ細やかな医療を提供するため、ハイケアユニット(HCU)を開設する予定です。これにより急性期医療の質と安全性を高めるとともに、急性期から回復期、そして在宅へと切れ目なく患者さんを支えるための体制強化であり、地域の先生方との連携をより実効性のあるものとして、地域医療の中核病院としての責務を一層果たしていきたいと考えています。 当院は2027年に創立140周年という大きな節目を迎えます。明治の時代に地域の医療を支える志から始まった寿泉堂は、幾多の社会変動や医療環境の変化を乗り越えながら「患者さん第一~心のかよう医療を~」という理念を脈々と受け継いでまいりました。この理念は時代が変わっても決して揺らぐことのない当院の原点であり使命であります。私たちはこれからも患者さんや連携医の先生方と顔の見える関係を大切にしながら、地域完結型医療の実現に努めてまいります。 本年も変わらぬご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。 実効性の時代へ 変化を生きる私たちの新年 新年を迎えるにあたり、世界と日本の大きな転換を振り返りつつ、未来への希望を込めてご挨拶申し上げます。 昨年10月に日本憲政史上初めて女性首相として高市早苗氏が就任し、新たな時代の幕が開きました。米国ではトランプ大統領が再選を果たし、自国第一主義の旗を再び掲げ、国際協調やSDGsといった理念の見直しが進んでいます。日本でも片山財務大臣がSDGsの関連施策の再検証を表明し、企業の中にはSDGsの看板を下ろす動きも見られるなど、世界全体が「理念」から「実効性」へと価値観をシフトさせつつあります。 国内では医療・介護分野の課題が深刻化しています。令和6年度の日本医師会の調査では、病院の約7割が赤字経営に陥っており、国立・公立病院では9割以上が赤字という厳しい現実が明らかです。こうした状況は、診療報酬制度や病院の在り方そのものに変革が求められていることを示しています。香久山病院でも職員一丸となって経営改善に取り組み、これまでの歴史を踏まえた改革を進めています。また、福島県立医科大学リハビリテーション医学講座の林哲生教授のご高配により、昨年4月に柏原裕樹医師が入職され、地域医療の未来を担う活躍が期待されています。 さらに、AIの進展が医療の仕組みやプロセスを根本から変えつつあります。未来の医療は、診断支援、カルテ解析、業務の自動化など、AIが医療の質と効率を高め、持続可能な体制構築に貢献していくでしょう。 2026年は干支で「丙午」の年。情熱と変革を象徴するこの年にふさわしく、私たちも地域と世界の調和を願い、変化を恐れず挑戦を続ける一年といたしましょう。新しい年が皆様にとって力強く、希望に満ちたものとなりますよう心より祈念申し上げます。 新寿泉堂クリニックオープン 新年あけましておめでとうございます。 3月1日に寿泉堂クリニックは健診、透析ともにプラウドタワー郡山の1階から3階の陣屋側に移ります。入り口は陣屋通り側からになります。いままでの駅前大通りの寿泉堂クリニックは証券会社として使用されていたものを取得して25年前に立ち上がりました。そのため、エレベーターと階段が狭く、利用者さん(特に透析、健診の方)には大変ご迷惑をおかけしました。ドックサロンがある7階からの眺めは良かったですが... 新寿泉堂クリニックは、健診が受付含め1階2階の2フロアで、透析は3階1フロアとなります。以前より明るく広くなっていますが、限られた面積の中では、充分な広さとは言えません。エレベーターは大小2つとなるため、具合が悪くなったらストレッチャー移動が可能となります。また、今までの健診メニューにありました、一泊ドックは廃止となります。楽しみにしていた方には申し訳ありません。25年間本当にありがとうございました。 透析部門は3月2日、健診部門は3月3日のオープンとなります。当院専用の駐車場はありませんので、今まで同様の利用となります。 新クリニックでも職員一同、利用者さんのために今まで以上に心に寄り添う対応をさせていただきます。今年もよろしくお願いいたします。