2011.3.22
医療応援スタッフの派遣や救援物資の提供に感謝申し上げます。
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震や福島原発災害により、被災地では依然として食糧や燃料等の不足が続いています。特に医療機関では、診療に必要な薬剤や診療材料・医療消耗品等が充分に供給されない深刻な状況にあり、当院もその例外ではありません。
また、被災地から避難してきた患者さんや原発周辺の避難指示地区の医療機関から移送されてきた患者さん等の受け入れが続く中で、当院スタッフの疲労の色も次第に濃くなりつつあります。
このような状況に対して、今般、郡山市にも日本医師会災害医療チーム(JMAT)の派遣が行われ、兵庫県西宮市にある西宮市立中央病院の職員によって構成されるチーム(医師1名、看護師1名、事務職員1名)計4チームが来郡、当院のタッフとの連携の下、救急医療の支援にあたっていただくとともに、診療材料の手配にも手を尽くしていただいています(18日・20日・22日・24日の4日間)。
また、19日午後には、郡山市の姉妹都市である福岡県久留米市より、紙オムツやマスク、粉ミルクやトイレットペーパーなどの救援物資が届けられ、さっそく病棟へ運ばせていただきました。
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西宮市立中央病院のスタッフ(JMAT) |
久留米市より救援物資が届きました |
今回、ご支援をいただいた西宮市立中央病院様、久留米市のみなさまには心より厚く御礼申し上げます。
郡山では、まだまだ相当規模の余震が続いていることに加え、目に見えない放射能汚染に対する不安と闘う日々が続いています。予断を許さない状況の中で不安につまずきそうな時もありますが、私たちは、多くの方々の力もお借りしながら、決してあきらめることなく前に進んでまいりたいと思います。