[部門紹介]
放射線科
当院の主な診断装置、放射線治療装置についてご紹介いたします。
放射線科では今後も、検査を安全にそして安心して受けていただけますよう努めて参ります。
ご不明な点や、ご不安な事がございましたら、お気軽にお声かけください。
放射線治療装置
副作用を軽減しながら最大限の治療効果を。
当院の放射線治療装置”トモセラピー”の特徴は従来の放射線治療に比べ、高線量の放射線をがん病巣へ集中照射できる一方で、隣接する正常組織への線量を最小限に抑える強度変調放射線治療(IMRT)を行うことです。これにより、副作用を軽減しながら治療効果を最大限に上げることが可能になりました。特に、前立腺がんに対するIMRTは手術同等の効果が期待できます。また、乳がんに対しては、乳房温存療法での術後の放射線治療としてトモセラピーによるトモダイレクトでの放射線治療を実施しています。トモダイレクトでは照射する放射線の1本当たりのエネルギーが少ないため、皮膚や肺、その他放射線に弱い部位の影響を従来よりも少なくすることができ、合併症の軽減にも効果が期待できます。当院では他施設で手術された後の放射線治療や除痛目的の緩和的放射線治療のご紹介も承っています。放射線治療のご相談等ございましたら、放射線治療室までお問い合わせください。
MRI装置
放射線被ばくが全く無く、全身様々な部位の検査が可能。
現在、1.5T-MRI装置(GE社製)と3T-MRI装置(PHILIPS社製)の2台体制で対応しています。MRI検査は放射線被ばくが全く無く、全身様々な部位の検査が可能です。特に3T-MRI装置は、開口径が70㎝と広く従来よりも開放感のある環境で検査を受けていただくことが可能です。また1.5T-MRI装置も3T-MRI装置に劣らない豊富な撮像方法、画像提供が可能です。この2台を適宜使い分け、検査目的と安全性を考慮しながら、最適な装置で検査を行っています。また、当院では地域医療機関の診療業務の充実を図るためにCT/MRI装置など、共同利用事業による地域連携を行っています。地域の方々の診療内容の充実および疾患の早期発見・早期治療を目的としてこれら機器を利用していただくことが可能です。
- 1.5T-MRI装置(GE社製)
- 3T-MRI装置(PHILIPS社製)
CT装置
短い時間であらゆる部位の撮影が可能。
当院では320列CT(キヤノン社製)と16列CT(東芝製)の2台が稼働しています。CT検査は、短い時間であらゆる部位の撮影ができるため、緊急を要する患者さんにも対応が可能です。320列CTにはディープラーニング技術(AICE)を応用した画像再構成技術が搭載されており、従来より高精細な撮影が可能となりました。また、320列の検出器を搭載することで、広範囲を一度に撮影できることが可能となったため、撮影時間の短縮や、被ばくの低減により患者さんの検査に対する負担軽減が見込めます。
- Aquilion One (320列CT)
- Aquilion RX (16列CT)
血管撮影装置
24時間体制で、
多種多様な検査に対応。
心臓カテーテル検査、頭部・腹部血管撮影対応として、東芝製「Infinix Celeve i」が2台稼働しています。異なる視野のFPD(平面検出器)を持った装置が入っているため、多種多様な検査に対応できます。また、24時間体制で救急で来られた患者様の治療に対応でき、心臓の血管治療と、脳梗塞に対する血栓回収術等を同時並行で行うことが可能です。
専門・認定資格者数 |
・第1種放射線取扱主任者:1名(原子力規制委員会) ・マンモグラフィー技術試験認定技師:5名(日本乳がん検診制度管理中央機構) ・医療情報技師:1名(日本医療情報学会) ・X線CT認定技師:4名(日本X線CT専門認定機構) ・Ai認定診療放射線技師:2名(日本診療放射線技師会) ・胃がん検診専門技師:2名(一般社団法人日本消化器がん検診学会) |
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