寿泉堂綜合病院

救急告示病院 地域医療支援病院 厚生労働省指定基幹型臨床研修病院

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[部門紹介]

臨床検査科

臨床検査科
について

当院の臨床検査科は医師、臨床検査技師、補助者の20名ほどで構成されています。業務内容は①検体検査、②生理検査、③病理検査に大きく分けられます。

臨床検査科では認定資格の取得を積極的に行っており、細胞検査士、超音波検査士、緊急検査士、糖尿病療法指導士などの有資格者が複数在籍し、業務に生かしつつ各関連学会へ発表するなど学術活動にも取り組んでいます。そして、外部精度管理にも積極的に参加しており、そこで評価された検査データは、高品質で信頼性のある検査データとして臨床側へ提供しています。
患者さんの目に触れる機会が少ない部署ですが、医療を支えるスタッフの一員として日々努力しています。

① 検体検査

生化学・免疫検査

血液中に含まれている様々な成分の分析を行っています。分析対象は電解質や体内酵素をはじめ、腫瘍マーカー、ウイルス抗体など多岐にわたります。


血液検査

血液中の細胞(赤血球・白血球・血小板など)の数や割合、形態観察、血液の固まりやすさを調べる凝固・線溶系検査を行っています。


輸血検査

血液型検査や不規則抗体スクリーニング、交差適合試験はもちろん、安全な輸血が適切に実施できるよう血液製剤の発注・管理、自己血輸血の保管も行っています。


一般検査

主に尿検査を行いますが、髄液、便、関節液、体腔液など様々な検体を対象とした検査を行っています。検体中の細胞の観察、タンパク量の測定、寄生虫の検索など検査の種類は多彩です。


細菌検査

細菌や真菌を対象とした感染起因菌の同定や抗菌剤選択のための薬剤感受性検査を行っています。また、院内感染防止のため感染対策チームにも積極的に参加しています。


② 生理検査

心電図・負荷心電図・トレッドミル検査

両手両足、胸に電極を付け、心臓が収縮を繰り返すときに発する電気刺激を、波形として記録する検査です。不整脈や狭心症などを調べます。負荷心電図・トレッドミル検査は、階段の昇り降りやベルトの上を走ることで、心臓に負荷をかけ狭心症などの発作を誘発させる検査です。


ホルター心電図検査

胸に電極を貼り付け、7~8㎝大の小型の機械を携帯して24時間の心電図を記録します。通常の心電図ではとらえられない不整脈などの診断ができます。


呼吸機能検査

鼻をクリップでつまんでマウスピースをくわえ、思い切り息を吹き出したり吸い込んだりします。肺を出入りする空気の量や速度を測定し、肺のはたらきに異常がないかを調べます。COPD(慢性閉塞性肺疾患)、気管支喘息、間質性肺炎などがわかります。


超音波検査

超音波を発するプローブという器具を体にあて、その反射波(エコー)を画像化して臓器や血管の状態を調べる検査です。腹部・心臓・血管・甲状腺・乳腺などの検査があります。


脳波検査

頭に多数の電極を貼り付けて安静にして、脳から発生する電位を測定します。てんかんの診断などに有用です。


聴性脳幹反応(ABR)検査

頭と耳4か所に電極を貼り付けて、ヘッドフォン(カタカタという音が流れる)を装着し、安静にして脳から誘発される電位を測定します。乳幼児や高齢者など、音が聞こえたかどうかを返事できない人に行う他覚的聴力検査や脳幹の機能を調べる検査です。


神経伝導速度検査

皮膚の上に電極を貼り付けて、神経を電気刺激し、誘発された波形から神経の状態を診断します。


動脈硬化(PWV/ABI)検査

腕と足首にカフを巻いて、血圧測定と同じ要領で測定します。動脈の硬さや血管のつまり具合がわかります。


24時間血圧計

腕にカフを巻いて小型の機械を携帯して、24時間30分おきに自動で血圧を測定します。


睡眠時無呼吸症候群 携帯型検査

就寝時に小型の機械を腹部に装着し、鼻用センサーと指用センサーを取り付け、寝ている間の呼吸の状態を調べます。


皮膚潅流圧(SPP)検査

調べたい場所にカフを巻いて、カフを膨らませてから徐々に空気を抜いて血流が戻るポイントを測定します。毛細血管に血流がどの程度あるかを調べます。


③ 病理検査

病理検査は病気の確定診断や本態解明を目的とした部門で、組織診、細胞診、病理解剖が主な業務です。また、当院では不妊治療関連の検査も病理で行っています。


組織診

組織診は患者さんから摘出された手術材料や生検材料から組織診標本を作製し、病理診断を行います。この病理診断を専門に行う医師を病理医と呼び、その診断を元に臨床医が手術方法や治療方針を決定します。


細胞診

細胞診は体から剥離した細胞や病変から直接採取した細胞を標本にして、細胞検査士がスクリーニング検査を行います。


病理解剖

病理解剖は亡くなられた患者さんのご遺体を解剖させていただくことで、生前の診断が正しかったのか、治療が適切だったのか、死因は何なのか等の検討を行います。


専門・認定資格者数 ・細胞検査士:3名(日本臨床細胞学会、日本臨床検査医学会)
・超音波検査士:5名(日本超音波医学会)
・緊急臨床検査士:3名(日本臨床検査医学会、日本臨床検査同学院)
・二級臨床検査士:1名(日本臨床検査医学会、日本臨床検査同学院)
・福島県糖尿病療養指導士:3名(福島県糖尿病療養指導士会)
・福島県県民健康調査甲状腺超音波検査認定:5名
・認定病理検査技師:1名(日本病理学会、日本臨床衛生検査技師会認定センター)
・認定輸血検査技師:1名(認定輸血検査技師制度協議会、日本輸血・細胞治療学会、他3団体)