[診療科紹介]
神経内科
当科の概要
脳卒中患者数は年々増加し、2020年には300万人に達すると推測されております。脳卒中は、本邦における死因の第4位、寝たきりになる原因の第1位であり、まさに国民病といえます。神経内科(脳卒中科)は、脳神経外科、看護師、リハビリスタッフ、薬剤師、栄養士、メディカルソーシャルワーカーと密に連携し脳卒中診療に取り組みます。
当科の診療内容
脳卒中は、血管が詰まる脳梗塞、血管が破れる脳内出血・くも膜下出血に分類されます。また、一過性脳虚血発作は片麻痺や言語障害などの症状が24時間以内に消失する病態であり、発症早期に脳梗塞へ移行しやすいため、近年救急疾患として認識されています。神経内科(脳卒中科)は、主に外科的処置を要さない一過性脳虚血発作、脳梗塞、脳内出血を担当します。外科的処置の適応に関しては、脳神経外科と協議し決定いたします。
当科の特徴
超急性期脳梗塞に対する血栓溶解療法(t-PA)を積極的に行います(*t-PAは3カ月後の社会復帰率を1.5倍増加させる薬です)。さらに、早急に原因を追究し、適切な抗血栓療法で再発を予防します。発症早期からリハビリテーションを実施し、片麻痺や言語障害などの回復を図ります。
脳梗塞の発症のサインにより早く気がつくための「FAST」という確認方法があります。「FAST」とは、脳梗塞でおこる典型的な3つの症状の頭文字と、「T=Time」を組み合わせた言葉です。「FAST」という言葉からもわかるように、脳梗塞治療は時間(Time)との闘いなのです。症状に気づいたら、すぐに受診しましょう。
※「FAST」の画像は公益社団法人日本脳卒中協会、日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社の許諾を得て転載しております。
外来担当医表
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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午前 |
荒川 (あたまのかたち外来/初診) (予約制) |
池田 (月1回~3回) (下垂体腫瘍/完全予約制) |
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※2023年10月より毎月第3土曜日は休診となります。
[休診・変更のお知らせ]
11月12日(火)、11月19日(火)、11月26日(火)、12月24日(火)の外来診療は休診となります。
医師紹介
あらかわ まさふみ
荒川 将史
帝京大学(平成26年卒)
Message メッセージ
得意分野・専門 |
神経内科全般 |
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所属学会 |
日本脳卒中学会 |
博士号・認定等 |
日本神経学会認定神経内科専門医 |
経 歴
平成26年 | 3月 | 帝京大学 卒業 |
平成26年 | 4月 | いわき市立総合磐城共立病院 初期臨床研修 |
平成28年 | 4月 | 日本医科大学付属病院 脳神経内科 |
平成29年 | 10月 | 東京都立多摩総合医療センター 神経・脳血管内科 |
平成30年 | 4月 | 日本医科大学千葉北総病院 脳神経内科 |
平成31年 | 4月 | 日本医科大学大学院 神経内科学分野 |
令和3年 | 4月 | 寿泉堂綜合病院 神経内科着任 |